多くの人にとって、仕事には終わりのタイミングがやってきます。
それが「定年」です。
もちろん、自営業の方や経営者の方にとっては少し違った話かもしれませんが、サラリーマンや会社員にとっては避けられない一つの節目です。
私自身も「定年」なんてまだまだ先のことだと思っていました。
でも、50歳を過ぎたあたりから、「そろそろ現実的に考えた方がいいのかな?」なんて思い始め、ちょっと怖さすら感じるようになりました。
定年=引退?そんな単純じゃない!
若いころは、「定年」と聞くと「おじさんたちが引退して、若い世代がバトンタッチされるんだな」くらいに思っていました。
上司たちが退職しないと昇進できないし、あまり深く考えたことがなかったんです。
でも、最近では「延長雇用」なんて仕組みがあって、定年を迎えても仕事を続けることができるんですよね。
正社員としてではなく、嘱託社員という形にはなりますが、同じ会社で、同じ仕事を続けることができる。
だから、定年って「さあ、引退だ!」という感じではなくなってきているんですよね。
では、「定年」って一体何なんだろう?
それは単に役職や肩書きが変わるだけなのか、それとも人生の大きなステージが一旦終わることを意味しているのか。
考え始めると、ちょっと複雑です。
定年後の働き方、どうする?
60歳で定年を迎えたとしましょう。
その時、「もう仕事をしなくてもいいよ!」という人もいれば、「まだまだ働きたい!」という人もいます。
そんな時に便利なのが延長雇用です。
これまで通りの仕事を、少し違う立場で続けることができるんです。
ただし、延長雇用になると給料は以前ほど高くはないかもしれません。
嘱託社員という形になるため、待遇が少し変わるみたい。
それでも、これまでの経験を活かして、知り合いの顔も知った職場で働けるというのは、大きな安心感はあるかもしれない…。
収入は減るかもしれませんが、完全に働かないで家にいるのが不安という人にとっては、仕事を続けられる選択肢があるのは嬉しいことです。
働く理由はそれぞれ
延長雇用を利用する人の理由も様々です。「まだ体力的にも気力的にもいける!」「ずっと家にいるのは退屈そう」といった理由で働く人もいれば、「収入がもう少し必要だから」という現実的な理由の人もいるでしょう。
特に、長年一つの職場で頑張ってきた人にとっては、急に働かなくなるというのは精神的にも少し不安なものかもしれません。
仕事が生活のリズムや、社会とのつながりを保つ大事な要素になっている人にとっては、働き続けることが精神的な支えになることも多いんです。
65歳以降のことも考えておこう
延長雇用で65歳まで働くことができるとしても、その後はどうなるのでしょうか?ここが、いろいろ考え始めるポイントです。
会社を完全に離れて、新しいライフスタイルを築いていく必要があります。
趣味に没頭する人もいれば、地域活動やボランティアに参加する人もいるでしょう。
「働く」という形にこだわらなくても、自分が社会にどう関わっていくかを考える時間が増えるのが、定年後の生活です。
趣味や家族との時間を増やすことはもちろん、自分自身の新しい目標や挑戦を見つけることができるかもしれません。
定年後も人生は続く!
定年を迎えることは、一つの大きな節目ではありますが、それは決して「終わり」ではありません。
むしろ、新しいスタートと捉えるべきかもしれません。
仕事中心の生活から少し距離を置いて、これまでできなかったことにチャレンジするチャンスでもあります。
これまでの経験やスキルを活かして、また別の形で社会に貢献する道もたくさんあります。
例えば、趣味を仕事に変える人もいれば、新しい分野での再挑戦をする人もいます。
いずれにしても、定年は次のステップに進むための良いきっかけです。
だからこそ、定年を恐れるのではなく、どうやってその後の人生を楽しむかを考えてみる!!
仕事が終わっても、人生は続きます!!
定年後の人生も、きっと新しい発見や楽しみが待っているはず!!